本ブログの読者諸氏は 既に「イヤ」と言う程、様々なメディアで報道されているので、御承知の方が多いと思いますが、米国・サブプライム問題から発生した、世界規模の深刻な「経済・財政危機」の経過は、いよいよ事態が急を告げています。
むしろ、今の世界経済の「立ち位置」は、<例え話>でいえば次の通りです。
大きな豪華客船の中で、まさに「船火事」が発生し、一つのエンジンルームは既に取り返しがつかないくらい焼け焦げ出し、その延焼を食い止める算段を、自己打算を最優先している船の幹部が、義理で行っています。
船火事の恐ろしさを 想像できますか? そうです 逃げ場がないのです。
「宇宙船・地球号」の表面に住む我々は、爛熟した「資本主義」と言う人間がつくりあげた「仕組み」の中で、その経済システムの内部に抱える「矛盾」を痛撃された。
この「矛盾」を活用し、更に「詐欺」行為に似た行動をする 米国の国際的な金融機関の 飽くなき「利益最大限追求」の倫理性無き行動の結果、いくつかの国は 自国の銀行救済の為に大量の国債を発行し、結果その国の財政の破たんを生じさせている。
ギリシャの次にイタリアとなれば、事態は既に「チョロ火」であったものが
既にひと部屋を覆い尽くす「劫火」に変転したことになる。
後に続く ポルトガル・スペインだけで鎮火出来ないだろう。
ヨーロッパ全体から 米州大陸、アジアへの破綻の来襲は間違いない。
船全体に燃え広がるのを 誰も止めることが出来ない。
事態がここに至ったからには、日本でも もはや遠来の雷音と構えている
状態ではない!
逃げ場のない乗客【各国の国民】は「阿鼻叫喚」の中、苦しみ、もがき、
大やけどの中で のたうちしつつ、大けがを負い、中には死ぬ人もでる。
来年度の 全世界経済は、日本を含め、「地獄」が待ち構えていると予想した。
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