リーダーシップは、どんな時に発揮されるのだろうか?
本日(9/17)の「河北新報」朝刊に掲載された、日本製紙・石巻工場の操業再開の記事に注目した。
石巻市沿岸部は、他の三陸沿岸の町と並び 地震と大津波で甚大な被害を
蒙った地域 だが、 河北新聞の記事によると、この日本製紙の最主力工場である「石巻工場」は、再開は1年間掛かると予想されていた甚大な被害であったものが、半年で稼働こ漕ぎ着けた、という。
更に 驚きを通り越して「感動」したのは、この記事に合わせて掲載された、
操業再開記念式典での「写真」である。
この「写真」では 倉田石巻工場長(兼、専務取締役)が従業員に「胴上げ」されて 祝福されているのである。
如何に大災害の復興後であったとしても、この様な感動的な場面が新聞紙面に踊るというのは、大企業であればある程 あり得ないことだと思う。
久しぶりに 世の中がパッと明るくなった気がした。
また 河北新報も よい報道をしてくれたと思う。 えらい!
倉田工場長が どれ程の類まれなるリーダーシップを発揮したかが分かる。
自宅が被災した従業員、下請け会社、グループ企業のそれぞれの力を結集し
早期の復旧を実現したのは、工場長とのインタビユーにも表れているが、常に
周囲の人への「感謝・思いやり」を忘れない態度と、事に際しての「決断」と
「責任感」、そして「不屈の闘志」だったと思う。
新聞紙上のこの「写真」をエプソンの「スキャナー」で読み取り、本「ブログ」に
貼り付けようとしたが、ブログの「仕組み」が合致しないのか、とうとう実現できなかった。
めったに見ることは出来ない工場内での胴上げの事実は、スポーツ戦での
胴上げとは違い、人間が持つ別の意味での「メンタリティーの奥深さ」をも知らしめてくれた。
「プロジェクト・グループ」に留まっては、この感動的な「胴上げ場面」は出てこないだろう。
やはり、構成員の頭の中に「目的」や「進みゆく道」「段取り」が明確にされ、
共有化され、それぞれが「主体的」・「自主的」な行動が取れるようになっている事。
そして リーダーと構成員・構成員間それぞれの「信頼感」が醸成されてこそ【チーム】としての成果を上げる事が出来たのだ。
それを創りだすのが「リーダー」と呼ばれる。
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