今日(12/5)読んだ「週間朝日」(多少古くて 11月初旬頃の号)に、「癌治療専門医が
癌になったら」という特別対談記事があった。
なるほど 癌の専門医だからといって、癌にならない訳では無い。癌は「人」を選ばない、と
妙に納得した。
NHKスペシャル「立花 隆 癌の謎に挑む」09,11,23 午後10時~ を意識的に見た。
立花氏は、自身の「膀胱癌」を自己開示し、局の企画の中で、米国からEU迄 取材に出向き、そのサブタイトル<その思索の旅路>どおり、次第に「癌」の本質に迫って行った。
アメリカでは、ニクソン大統領の時代に「ガン戦争宣言」を行い、大々的な国家を挙げての
撲滅活動を行った。
世界では 年間800万人もガンで亡くなっている。世界の医療費は数十兆円との事。
「ガンの原因はいったい何か?」で分って来た事・・・・・・・?
生きていること自体が 癌を生む
生きていくための「細胞分裂」上 ミスして癌化する。 だった。
勿論、様々な発ガン性物質の刺激。ストレスなどの様々な要因による
体力の衰弱。運動不足などによる基礎免疫力の低下なども考えられる。
「進化」と「生存」の代償。 正常細胞の裏切り。
では その細胞の中のガン遺伝子(RAS)を調べていくと、一人一人違う。その上
この(RAS)の全体像をとらえている研究者は、まだ 誰もいない。
(RAS)は 生命の進化と深く関わっている遺伝子である事が分かってきた。 例えば
人類の生存の歴史の中で、「地球上」が<低酸素>の長い時期があり、その中でも
生き抜ける能力を身に付けて来た。(RAS)も低酸素状況で生き抜けるのだ。だから
抗ガン剤(HIF-1)が ガン細胞の奥深くで作用し、低酸素領域を作っても生き延びる
ことが出来る。
また、最近では、(RAS)が移動能力を持ち、より強力化しているという。
ガン細胞自体が 進化し生き延びる力を持っているのだ。
3億年前の「恐竜」にも「ガン」の罹病の後が見つかった。
ガンが使う「遺伝子」は、ほとんどの生物で同じである。
更に 「マクロファージ」(免疫細胞)もガンの手助けをする。
本来なら、菌を食べる。本来死んだ菌を食べるが、生きているガン細胞は食べない。
身体に傷が出来ると、その部分から「救援信号」が出るので、「マクロファージ」が細胞
を移動して救援に向かう。その際 ガン細胞にも信号は伝えられる。
ここまでの「調査」をした立花氏は言う。
「ガン」は半分は自分の細胞。 残り半分は「エイリアン」。
「ガン幹細胞説」と言うのがある。癌は内臓の幹細胞と良く似ているという。
治療をすると、ガン幹細胞が 耐性を持ち、子孫を増やす。
一方に 京都大学の「山中伸弥」教授がつくり出した、ips細胞(人工的に作った幹細胞)が
ある。これは大変再生能力が高い。ガンが出来やすいという意味では全く同じである。
人間の細胞は、生まれて10数年間はガンを発生させない選択をした。だから 他の再生能力は捨てた。
人類は細胞とDNAの病気で 1/2がガンに罹病し、1/3がガンで死ぬ。
三大ガン治療としての「抗ガン剤」・「放射線治療」・「切除手術」は、今のところ、患者の
真の「延命」と [QOL]の維持に対しては無力である と良心的な「医師」は気づいている。
「病院の経営維持のため」と、「2~3ヶ月の延命の為」に、本当の命の輝きを捨てるのか?
**************************************
私は この所、「ガン」に関する情報に、縁が深くなっている。
本日の「週間朝日」の記事、NHKスペシャル報道、友人の社長さんから貸していただいた本。
これも 何かの意味ある出来事なのかもしれない。
今年だけで、元の会社の「先輩」が肺ガン切除手術、
取引先企業の担当部長さんの膵臓癌死、
10年位の、深いおつき合い先社長さんの胃ガン手術等、身近に直面した。
千葉県成東に住んでいた「姉」も、腹部のガンを患い、県内の病院をたらい回しされた後
、痛みと絶望の中で、死亡した。
自分が「告知」されたら どう対処するか?は、もはや他人事ではない。
罹病している「立花 隆」氏の 二つの確信は、
一、 この数年では ガンを克服出来ない。
二、 自分が死ぬことを知ってもジタバタしない。
人間は皆死ぬが、死ぬまで生きる力を持っている。
(残り時間との折り合いをつける)
まだ ガンを他人事のように考えている「徳島」の考えは、「下記にご紹介する<著書>に基づき、3大ガン治療法はご遠慮させていただき、より人様のお役に立つよう行動し、病気を忘れ、朗らかに、前向きに生きる、に尽きる」と。
先に、ガン細胞は、「正常細胞の裏切り」と表記したが、まさに正常細胞 特に幹細胞が 何かの原因で「ガン化」して、生命活動そのものに甚大な害を与える為に、その排斥、その死滅を求めているのであれば、その相手は まさに自分の生命体そのものへの攻撃に他ならない。
原始の時代から、生き抜いて来た生命活動の中枢の幹細胞を叩くには、現代のまだ へなちょこな「科学力」や「化学・医薬力」では、やはり力不足に違いない。
「生命力」そのものへの「挑戦」は、むしろ生物の持つ「生命力」に感嘆しつつ、エイリアン化した、同胞に対して、本来の自分自身の生命力の強化で対抗しなければ、勝ち残れる筈がない。
従って 「著書」の表題に、「心のありようで自然治癒力は飛躍的にアップする」とあり、私も深く同感する。 人工的な、歴史も浅い「医学」では 「ガン」に対処出来無い と考えるのが正解であろう。 むしろ「漢方医学」の方が、人体には適合している可能性がある。
ただし、「痛み」がある場合は、私はペインクリニックで対応し、QOLの向上を目指しつつ生活するつもりだ。
参考書籍 「ガンは治る ガンは治せる」 発行・花伝社 /発売・共栄書房
生き方を変えれば、ガンは治る。三大療法は見直しのとき。
著者 阿保 徹 ・ 奇 竣成 ・ 舟橋俊介
最近のコメント