誰でも 自分の「職務」に没頭し、人も驚く「業績」を挙げる場合がある。
それも 規模が大きく、知名度の高い場合、他からの賞賛・励ましに、自信も 自尊心も
いやが上にも高まる。
さて それからが問題だ。
「中国」に総勢 600名を連れて行き、また 全国の「陳情」を自分の所の幹事長室一本に絞った小沢幹事長が得た「地位」は、一国の総理大臣よりも偉く、師匠の田中角栄さんと同じに
「キングメーカー」だ
元々 第二自民党である「民主党」は、「政権交代」後も 連綿と続けてきた小沢幹事長の
「練金術」、(建築業界への献金強要等)の発覚で、鳩山首相が提供した「政権交代」の
引き出物「友愛」の打ち掛け着を台無しにしてしまった。
「事業仕分け」・「官僚支配体制打破」・「庶民視線の子供手当」など、従来にない新鮮な施策は、国民の目を確かに「政治」に向けた。
ブッシュ大統領の愛犬<ポチ>になりきっていた、声高な「小泉さん」による米国金融機関支援・日本の財産切り売りの『改革』よりも 連立政権の「日本の資産擁護」と「国民生活に密着した政策」を期待していた私は、この所、実にがっかりしている。
「小沢さん」は、何故幹事長をやめないのだろうか?
自分でなければ、政権を維持出来ないと考えているのか?
国際的にも、国内的にも、従来の「自民党」的体質と考え方では、この時代の政治を動かせない事態になっているので、「民主党」、そして我々「国民」はチャンスを目の前にしているのだ。
古い「自民党」そのものの代表「小沢」氏係累を、早く切り捨てて 「民主党」を、国民主権を標榜する政党に変革する大チャンスが それこそ今、現在である。
民主党は、古い型の人材が出ていった後で、「力量不足」を、その国民生活擁護の理念と
努力で補い、多くの在野の人材を巻き込み、自力で力量を高めるべきである。
現在 企業内で働く「サラリーマン諸子」は、その会社が、今後の長い会社員生活を「保証」してくれている、と考えているだろうか? 期待はしても、あきらめているだろう。
そして 本音では、国の年金も、企業年金も 危ういモノと とらえているだろう。
従って 国からも 企業からも「自立」しようとする国民が、次第に主役になる。
<自立イコール退職の意味ではなく、「家畜」否 「社畜」からの脱皮をいう>
企業・大組織の利益誘導型の政治(小沢氏の目指している方向)は、だから これからの
時代には合わず、国民生活も結局守れないだろう。
この稀代の政治家・小沢氏は、ある意味で 「ドンキホーテ」なのだ!
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