発展先進国と言われる「わが国」では、人々の日々の快適さは 社会的に整備された「インフラ」と「商品生産」・「サービス」によって 維持されている。
「水道」・「電気」・「ガス」・「高速を含む道路網」・「鉄道網」・「CVSを含む小売り店舗網」・
「警察/消防署」・「新聞社・放送局」・「WEB環境」・「宅急便」など、そして人々の「欲求」を満たす「需要」以上の「生産物・製品・商品群」。
では 人々の生活の「真」の原点は何だろうか?
それは 明らかに 最低限度は 「衣・食・住」だと思う。
が、これまでの人類史上 あり得なかった、あまりにも快適な生活の維持の裏に、実は根源的な危険が内在していると考え付いたので、それが関係するある事柄について 元「水産業」に所属していた 私の思いを記します。
たとえば 台所の「マジックリン」、 トイレの「トイレクリーン」、洗濯用洗剤、洗髪剤(特に この多用には 高校生向け朝シャンプーの宣伝効果が絶大な効果を発揮した)。風呂用クリーナー「強力な○○」など。続々と開発され、テレビの宣伝で告知される強力な洗浄剤の数々。
毎日 際限無く排出される、各家庭、商店、工場からの膨大な「汚水」。
アパートやマンションの住人に限らず、人々は、排水口から流れ出れば、それで終わり。
後は「自治体か他人の仕事」と思い、その後どうなるのかは、いっさい関知しない。
しかし、生活排水だからといって これらは単なる「汚水」では無い。
強力な「殺菌」と「漂白」と「防黴性」を持つ「合成化学」の薬品の固まりを混ぜ込んだ「液体」だ。
この「正体を掴み切れない」液体は、排水口から「側溝」に流れ、村や町の河川で更に混合汚染され、海に流れ込む。 日本のかなりの田舎でもこれらの「洗剤・洗浄剤」は広く使われているので 途中の「田圃」にも「浄水場」にもその汚水は際限なく流れ込む。
排水の最下流では 確実に 海に流れ込む「複合汚水」中の合成化学薬品類は、海の生物を養う「栄養素」と一緒に 海藻とか「魚」に吸収か摂取され、これらの「海産物」を食べることにより 再度地上の人間の体内に戻ってくる。
私は TVで、洗浄剤の宣伝を聞くと ビクッとする。
ピカピカに、真っ白に、強力洗剤~~。
そんな「強力」な製品を作るなよ!
もう、この辺で充分じゃーないか! と
見た目の「白さ・清潔感」の裏で、結局 人の身体が蝕まれている。
「焼肉屋」では、焼き網のコゲ落としに 「硫酸」の配合された洗剤を必ず使用する。
作業する従業員は、手が荒れないように必ずゴム手袋を使う。ゴシゴシ洗った後の排水
は、 中和する指導もなく、今も確実に身近な「下水」に流し込まれている。
地球上のすべての生物を襲う 原因不明の難病・奇病の多発、「癌」などによる死亡率の
急激な上昇、等と、ちょうど時を同じくして始まった「環境破壊」の影響で、「超消費文明」
を謳歌していた人類は、いつか壊滅的な打撃を受けるかもしれない。
その場合 数百年後 長い「複合汚染・環境破壊」の影響から、やっと脱出した人類の前に
「鳥」なき「里」 「魚」なき「海」 が出現するだろう!
多様な生命の「賑わい」なき寂しい地表に 人類は生き続けるつもりだろうか?
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元大手漁業会社に勤務していた関係で、地球の裏の海まで行った経験のある私の
長い間の「危機感」(海をこれ以上汚したくない)に、どなたか感想はありますか?そして
どうすべきか?も、 併せて お知らせ下さい。
同感です。塩素を含む漂白剤など、人体に無害な訳ないですよね。水中で生活する魚貝類や水生生物に大きなダメージを与えて当然だと心苦しく思っています。清潔好きは決して悪くはないのですが、度を越した潔癖症は時には加害者になりかねないのです。心すべきではないでしょうか。
私たち人類は、自己のアメニティーライフ追求ために、他の生物を犠牲にしてはならないと思います。このまま無頓着であり続ければ、因果応報必ず、自分たち人間に跳ね返ってきます。
投稿情報: msato | 2009年11 月23日 (月) 20:25
It's a pleasure to find someone who can identify the issues so celraly
投稿情報: Teprungsun | 2012年4 月21日 (土) 13:32