「心臓病の克服」の著者である ”ディーン・オーニッシュ博士”は、自己中心的に生きる事が、結果的に孤立と孤独を拡大してしまう危険性を指摘しています。
更に、医学博士の”ラリー・シュエルブィッツ”は、心臓冠動脈に関する研究の中から、
驚くべき事実を発見しました。
面接の中で”I””ME””MY”等 自分に関する代名詞を もっとも多く使ったグループは
自分達のことを あまり口にしないグループに比べて、例え健康を脅かすその他の要因
が克服されていたとしても、心臓冠動脈の病気に罹りやすかったのです。
この結果を受けて”シュエルビィッツ博士は、次のように断言しています。
「自己中心的に考える人々は、そうでない人に比べて、心臓麻痺で死ぬ確率がはるかに高い」
これらの報告を受けて、アンダーソン(グレッグ・アンダーソン=アメリカで健康問題の
権威として知られるベストセラー作家、『いきがいを持って生きる』という著書(日本でも
この紹介している本の著書、飯田史彦氏の翻訳で出版)は、人間に宿る「善性」を発揮する事の重要性を強く主張しています。
アンダーソンは、かって自らが重い癌に冒され、それを奇跡的に克服した経験を基に
12000人もの癌患者から「がんからの回復」に関する体験談を調査しました。
その結果、72%もの回答の中で、「人生における重要な使命を理解して生き抜く事」
と「回復」との間に関係があることが示されており、彼は次のような結論に至りました。
「人はかけがえのない存在になるべく、生まれている。人生に使命があると言う事は
世界があなたを必要としているということである。
事実、世界は次から次へとあなたに信じられないような体験を課し、来るべき必要に
備えて、あなたを鍛えているのだ。
自分の潜在能力を知り、それを発揮する事が出来れば、人生の最高レベルにある
経験をすることができる。
「自分には使命がある」と、まず信じることだ。そう信じることで、自分自身の存在を
かけがいのないものにすることができる。
その後、彼、アンダーソンは 充実した人生を送っている様々な人々の価値観を研究
し、「生きがい」を持って生きるための「法則」として、次の公式を導きだしました。
( 理想 + 奉仕 ) × 情熱 = 使命
VISION SERVICE PASSION MISSION
この文章は、「生きがいのマネジメント」 癒しあい、活かし合う生き方へ
飯田 史彦著 PHP研究所刊 より
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この文章こそは 私自身が、「仏教思想」と深くリンクしていると判断し、今後の『残る後半生のライフワークの研究課題」と位置付けている「トランスパーソナル哲学」そのものの表現字句である。
多少 自分の理解度を如実に反映して、字句の説明も無く 長々と引用してしまいましたが、今後の「本ブログ」で、理想・奉仕・情熱・使命等を、著書に沿ってご紹介したいと
思います。
「経営上の理念」の重要さは、この複雑化した現代社会の中では、ますます輝きが
ましています。 これはまさに「使命」の自覚以外の何物でもないでしょう。
本日の「ブログ」を 書き上げる事が、「トランスパーソナル哲学」と「企業の理念経営」
の繋がりを把握する「機会」になったことを喜びたいと思います。
まさに 「点」と「点」が 結びついたのでしょう。
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