今 北方謙三の「水滸伝」に、大いに興味をひかれている。
最初は 4月に掲載された 北方水滸伝・<日経 全面広告>の 迫力に勁く惹かれた。
吐き出された一言には
呑み込まれた いくつもの思いがある。
~~~~~ 108人の豪傑の内、何人かの「ことば」を紹介する (その1)~~~~~
史進(ししん) むなしさや 心の痛みは、
生きている証拠だ、と 思うようにしている。
林仲(りんちゅう) 女ひとり 救えなくて、
なんの志か。 なんの夢か。
宋江(そうこう) 志は、難しい言葉の中にあるのではない。
おまえの やることの 中にある。
高孫勝(こうそんしょう) それぞれが、生きていこうと思った場所がある。
そこを動くことは、
生きる事を否定する場合でもある。
呼延勺(こえんしゃく) 俺は、自分が弱い人間だと、しばしば思う。
辛(つら)ければ酒の中に
逃げ込むような男だとな。
魯智深(ろちしん) ひとりで 何ができる、と嗤(わら)うだろう。
しかし、なんであろうと
最初はひとりなのだ。
解珍(かいちん) 男なら、時には 本心を剥き出しにせよ。
それで 駄目ならば、
縁がないと 思えばいい。
秦明(しんめい) 名はなくとも、志があり、誇りがある。
男の死は、それでよいのだ。
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日本の「里見八犬伝」は、大陸中国の「宋」の時代を背景とした「水滸伝」が
その下敷きになって創作された。
図書館で、WEBでこの作品を眺めると、登場する「男達」の心根に、えらく
感動している自分がいて、久しぶりに「青春」を味わっている。
年齢が若いだけでは、「青春」では無い。
可能性を、あくまでも追求するから「青春」
人間だもの 限界なんて、分厚い壁なんて、
突破するために 有る。
知らない事を 知る。
未体験を 体験する。
一歩 前に踏み出す。
それで 道は出来る。 自分の前に。
他人の造った道を 歩みたいかい?
自分の開拓した道は 楽しい!
そして うれしい!
今月末に
私は この歳で、
新規開拓に出向く。
まるで新しいジャンルの業種だが
関与先の若い営業マンと一緒に。
すざましい 激闘を 生き残った者だけが
味わえる 美酒を 求めて。
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