再度 車椅子生活とその被害に触れてみたい。
本ブログでも 「車椅子生活』のタイトルで、かって記載した事だが、自分が気になって
その認識を深めてきたので、敢えて再度書きます。
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一般に 人間を含め動物は それぞれの「加齢程度」の応じて、身体機能全般(諸内臓・諸感覚器官・神経、知能諸器官等)の衰えと、見た目にもよく分かる肌等の劣化に
襲われる。
この自然な加齢による「劣化」と紛らわしいのは、<骨格筋>を使わない事による
身体活動の不全だ。
何を言いたいのか?と言うと、年を取ってからも<意識的な>筋肉への負荷をかけないと、「筋 肉」はたちどころに退化・劣化する。
日頃より 何も運動をしない人と、日頃から自分の「骨格筋」に負荷をかける事を習慣化している人とを比較をすれば、その身体機能の差は歴然としてくる。
最新の運動理論を読むまでもなく、同じ60歳代でも、70歳代でも、90歳代でも身体の敏捷性だけでなく、しゃがむ・歩く・階段を上下する・モノを探す 等 内臓機能の劣化
は同程度でも、その時点で持つ身体の行動能力で、その人の生活への意欲は格段に
違いが出る。ましてや、それぞれの人の気持の張りには、とんでもない「差」が出てくる。
日本の現代社会が、便利なクルマ文明のど真ん中にあるので、まるですべての人が 車椅子生活をしているような状況のなかでは、意識的にクルマを使わない生活か、
意識的な足腰への負荷を考えない限り、その人は『介護施設のなかの車椅子生活者』
と同じ生活をしている事になっている。
私の生活を少し振り返っても歴然としている。
朝 駐車場まで数分で到着。 勤務先についても数分で 自分のデスクに到着。
そしてデスクワーク。
外出してもクルマで出発し、訪問先に付けば、応接室ですわって商談、帰社して本日の整理・報告の為、またデスクワークをして、車で帰宅する。
まともに「歩く事」はしていない。これがクルマ椅子生活者と言わず何と言おう。
人によって 日常生活上 クルマの利用状況は違うと思うが、誰もが 少なからず、また
自覚しているかどうかは分からないが、老人介護施設の方々と同類項の生活を強いられている事は間違いない。 では どうしますか?
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