致知出版社の「人間力メルマガ 11-4-18付け
月刊致知 2011年5月号「新たな地平を拓く」より
北尾吉孝(SBIホールディングスCEO)
人を使うというのは 単なる「使用」で、
任せて用いるのは「任用」、
信じて任せるのは「信用」。
この、信用出来る人を 自分のそばに どれだけおけるか。
『論語』にもあるように
「徳は孤ならず、必ず隣あり」ですよ。
言い換えれば、リーダーが人間的魅力を持つことが
事業の成否において
非常に大きなウエイトを占めると思うんです。
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文句なく、分かりやすい言葉で、何かをしようとする時に リーダーがグループ仲間や部下
に対応する時の態度の違いを言い表している。
既に 世の多くの指導者が、理解し始めている事だが、任されたグループをまとめ、成果
を上げ続ける為には、これまでの指導方法である「指示・命令・恫喝」では、一時的な成果
を挙げる事は出来ても、そのグループが継続的に、自発的に、自主的に成果を挙げ続ける
事は出来ない。 そして上司は、部下の行動にイライラ感だけを募らせる事になる。
なぜなら、「人」は 言われてしまえば、その通りに行う事は出来ても、自らが考え・工夫・
改善する習慣が身に付かないからだ。
ましてや、上司が部下を信頼し、部下の力を こころから信用し、任せる事が出来れば、
部下は、上司を信頼で応え、創意工夫で応えるに違いない。
これが 習慣化されれば、莫大なメリットが その関係性の中に生まれる。
部下の「ちから」を信頼し、任せる事の出来る上司(経営者も然り)は、むしろ「楽をして成果
を挙げれれる」のだ。 人を信頼する能力とは、その部下が一度や二度の失敗をしても、
一貫して「信頼」し続けられる能力を言う。 「人は成長するし、成長出来る」ことへの絶対の信頼観を持てるかどうか?高度な「人間観」が試されるのだ。
但し、この「信用」を言う「北尾氏」についは、私は まだ本質的に信頼はおいていない。
勿論 日本の経営者の中でも、有数のやり手経営者である事は理解しているが、掲示の文
で「リーダーが人間的魅力を持つことが 事業の成否において云々」は、私の気持には痛い。
「謙虚さ」が、出来る男の とても大切な「ファクター」でもあるのだから。
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