この「言葉」に惚れた。
闇の中で孤独に耐える時間が無ければ 成熟など出来ない。
「若者のリアル」 波頭 亮 日本実業出版社より
実は今夜も カミさんが寝静まった 頃合いの時間 いつもの様に 一人で仕事の資料集めをしている。 「午前様」が続くと体調に影響を与えるので さすがに<シンデレラ>時間を超えないように 最近は注意をし出した。
こういう時に感ずるのは、軽い「孤独感」だ。
我が家の中にいるのだし、天井の蛍光灯も、脇のスタンドも 部屋全体の明るさを保ち、隣の
部屋には、カミさんが寝ているのだし、孤独でも、「闇」の中にいる訳でも無い。
しかし、その軽い「孤独感」をいつも感じる。
自分は 寂しがりや なのか? それとも?
特に 自分は 「人好き」なので どんな人に対しても、相手の方を知りたい・分かりたいと
いう思いが先行し、初対面の方に対しても すぐ話しかけるタイプだ。
映画館・コンサート・講演・立食パーティーなどどこででも。
多分 一人で「ポッン」としているのが嫌なんだと思う。 しかし 相手の方にとっては 多分 迷惑に感じる場合もあるかもしれないので、多少様子を見て、多少観察してから 声掛けするようになった。
ところで 大都市に育った人間ほど 特に「闇」に弱いかもしれない。
人工の照明は夜中も輝き、夜空を見上げる事もない。
現代人は 自然の中に「身体」をどっぷりと預ける事が極端に少ないので、自然の持つ、
本源的な力を 闇の中では特に感じ、それを「恐怖」の念で感じるのだろう。
闇の中で、一人でいる事は、多分それは自然との 真正面からの「対峙」なのだ。
自然と自分の「力関係」は どうか? 「闇」への恐怖をどう受け止めるか!
だから 「精神」が鍛えられる。 日ごろ 少しも考えが及ばない「宇宙」の中の生命である
自分をどう見るか? どう生き抜いていくか?
自分の人生を含め 多少物事を「俯瞰的」に眺めざるを得ない。
だから 「成熟」へのスタートを切れるのだ!
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