昨年暮れに 書き散らしていた「文章」に「ゴジラの本能」というものがあった。
それは 「ゴジラ」を比喩にして、当時すでに 世界中の国民に襲いかかっていた「市場原理主義」の横暴さに対し、経済の素人の私が、いわば「分析」した内容になっていた。
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暴走する「資本主義=市場原理主義」の影響が、今後ますます世界中を脅かす可能性が
ある。
特撮映画≪ゴジラ≫のように、 怪獣が口から火を吐き、巨大な「尾」を激しく振り回す時、周囲の建物は 破壊され、人々はその足に踏み潰される。
「ゴジラ」はその本能で 暴れまくるのが、その力を制御しない限り、人々に被害をまき散らかし続ける。
「物質慾」、「個人主義」、「拝金主義」などの、かって「人類史上」には無かった低俗な
「自己中心主義的思考」の塊は、あたかも「ゴジラ」の様に ひたすら「儲け」を求めて暴れまわっている。
{人類の歴史の私観}
O 狩猟時代=== 人々は、巨大なマンモスに 一人一人がバラバラに戦いを挑んだろう
か? 凶暴なサーベルタイガーには、みんなで協力して、たとえば 掘った「落とし穴」で対抗した筈だ。
O 封建時代=== 身分制度は歴然とあったが、今の農村のように庶民は お互い助け 合い、分かち合いして生活をしていた。
自然災害・農作業・冠婚葬祭などに、助け合いなしには成立出来な
い。
O (資本形成期) 「初期の商業資本形成期」では、人々は 刻苦勉励し、危険を顧みず
資金を貯める。 ちょうど 紀伊国屋門左衛門のように。
「初期の産業資本形成期」では、人々は 機械の発明や道具の工夫
改良に努め、「製品」の生産に励む。紡績機械の発展のように。
O 資本主義=== 力のある人が、助け合いでは無く、お互いが お互いを利用しようと
する。それがあたかも正しい事のように。また力のある者は、他の国
・他の国民を制圧しようとする。
今,資本」はますます巨大化して、地球上で、時には「国家」よりも
「力」を持つ。
O 金融資本主義= 資本の初期形成期をとっくに過ぎ、「生産・製造」よりも「金融技術」
中心に なる。
「生産活動」に根を張った物づくりではない、架空の絵空事を根拠に
それをあたかも実体経済のように扱うのでは、「本物の付加価値」を
生んではいないので、、常に「大恐慌」の危険を孕む事になる。
ちょうど 「ゴジラ」の映画が「フイクション」であるように、ある日
突然 大衆は根拠が無い事に気付かされ、これまでの「繁栄」を失う。
O これからの「不都合な」危機。
爛熟した資本主義に起こる、新たな危機は「食糧不足問題」だ。
資本の論理の行き着く先は、「食糧」や「水資源」の買い漁り。
仮に、「食糧の生産量」が世界の人口を賄えるほど生産されても、
<石油>でそうであった様に、「市場」は、人類のニーズではなく
資本ののニーズにより、常に需給バランスの不足を「喧伝」し、
必要以上に「価格」は操作され、都市生活者・低所得者・年金生活
者・身体の弱った者は、地獄絵を見る。
そう遠くない 近未来 実際に 「食糧生産量」よりも、穀物メジャーの 「思惑」が 食糧不足 を演出するだろう。
少なくとも 国家の基本である「食糧自給率」を出来るだけ早く、120
%に近付けるのが、国内的・国際的にみても本当の「友愛」だと思う。
I'd venture that this atrcile has saved me more time than any other.
投稿情報: Olivia | 2012年4 月19日 (木) 23:09