09・10・31付けの新聞は、三遊亭円楽師匠の死去を報じていた。
肺がんで 76歳の死だ。
たまたま、翌日か?に、TVで、亡くなる少し前の「最後の寄席」への出演を報道していた。 折り目正しく、演題の終わりの挨拶をしていたが、何か途中で話がつまずいたらしい。
幕はおりたが、身体が動かない。弟子が直ちに駆け寄る。転げ落ちるように座布団から崩れる。 意外に 大きな身体のように見える。
私の第1印象は、師匠は運動不足だな。というものだった。
噺家は、座って話すのが「仕事」なので 普段から、もともと運動不足の商売だ。
足腰が 立たないのだ。 これでは、大きくなった自分の身体を支え切れない。
この人は、自分の身体の為に、意識的に「運動」をしてきていないな!とその瞬間に思った。
職業上を含め、自分の生活に合致した「運動」や「体操」を、コツコツと継続していないと、
とんでもない事になる!、と日頃から考えていたので、円楽師の弱点がすぐに分かつた。
どんな人でも たぶん 自分に合致した運動は必要なのだ。
運動は、高齢になっても 身体を造る。 骨格や筋肉面だけでなく、明らかに内臓面にも良い影響を与えるし、メンタル面に与える影響も多大なものがあるだろう。
これがスマートエイジング。
アンチエイジングは、実際のところ不可能なわけで、、他人の「死に様」から、我々は自分の
「死に様」を想像し、今 何をすべきか? 何が必要か? を考え、実行すべきだろう。
運動不足と決め付けるには早計すぎるのではないでしょうか。師匠は、5年ほど前に心筋梗塞をおこし、その治療中に肺がんに罹るなどで、毎週3回の人工透析を続けながら高座を続けてきていました。最後の高座は、まさに最後の力を振り絞って全身全霊を賭けての話だったのではないでしょうか。
あの高座でも、舌がモツレルところが素人眼にもはっきり分かりました。そのことを、名人と言われた人のプライドが、許せなかったのだと思います。潔い辞め方と賛辞を送りたいと思います。
投稿情報: msato | 2009年11 月 7日 (土) 09:20
msato様 御指摘、誠に有難うございました。
不十分な情報で、それに基ずいたブログの文章を書きました事をお詫びします。
TV情報の、かつ そのほんの一部の映像で判断した事は間違いありません。
私が見たTV番組では、その前段階の病状は一切触れられることはなく、最後の
高座の様子を淡々と流していました。
又、普段 TV番組を見る回数も時間も少なく、円楽師匠の病歴はまるで知りませんでした。 ただ、円楽さんの「高座終了後の動き」が あまりにも不自然で その印象が強かったので、パソコンに向かった時に思い出し、「自分のメンテナンスは自分でしないと」とのおもいで記入をしはじめました。
ちょうど、仙台傾聴の会で 介護施設や老人養護施設に伺った時、多くの御老人に対して感じていた思いが出てしまったのでしょうが、これ自体も
私の一方的な思い込みであった可能性があります。
単に御老人ご自分の身体への「メンテナンス」への対応不足だけではなく、色々な「病歴」や「身体を動かせない環境」の影響があったのかも知れません。
気づきを与えて戴きました事に、再度御礼申し上げます。
ただし、こらからも まだ調子に乗って、裏ずけの薄い情報で文章を書き散らす事もあり得ますので、その折は 厳しくご指摘をお願いいたします。徳島拝
投稿情報: 徳島 基弘 | 2009年11 月 7日 (土) 20:00