週刊圧ダイヤモンド 06年1月28日号 特集「上流社会・下流社会」
part 1上流社会の実像 より 少々記事は古いが紹介する。
「富裕層に対するビジネスは、今、”勃興期”を迎えている。
★ 高額商品が飛ぶように売れる 富裕層向けビジネス百花斉放
三越は日本橋本店に 日本で初めて百貨店を創立してから100周年に合わせて新館を オープンさせた。04年10月11日の初日には、日本橋は人でごった返し、この日だけで15万人の人出と10憶円以上の売り上げがあった。
実はこの記事の本当の狙いは別にある。
この新館には、マスコミには完全に秘密にされている特別の「フロアー」ができた。
このフロアーは、超VIPの顧客しか立ち入ることのできない秘密の部屋なのだ。
特別に入室を許可された人達からも「絶対に口外しない」と誓約書を取るという。
この「プラチナサロン」の他 さまざまな企業が、富裕層を狙い、知恵を振り絞っている。
自分しか持つていないオーダーメイドのオリジナルな毛皮のコート1200万円。 2000万円の外車。 6憶円のマンション。
★ 子の教育に大金をつぎ込む富裕層 格差助長の装置となった教育
上流下流社会の二極化===それを助長しているのは、実は教育だ。
富裕層は 子弟の教育に惜しげもなくおカネを費やす(幼稚園の年間授業料は約130万円)。 貧しい世帯(文具を買うのもままならない)は 深刻な学力低下に悩まされる。
★ 知られざるビジネス
富裕層が保有する財産の総合的な管理、運用を手掛けるのはプライベートバンク(PB)。
ある「PB]は、富裕層向け医療支援サービスを提供している<グローバルヘルスケアー社
と組み、日本の某企業創業者の海外高度医療のニーズに対応し、スイスでも最高の「アン
チ・エイジング治療の病院に、プライベートジェット機、通訳付き、最高級ホテル付きで対応した。
しかし、ある富裕層の男性は胸の内を語る。
「本当に欲しいサービスは、両親の老後の面倒を 物心両面でどうすればいいのかなど、
悩みを解決してくれるようなもの。 おカネだけでは解決が難しい、もっといえば心の隙間を 埋めてくれるようなものがあれば、いくらでもカネを払う。」 ********************************************
この週刊ダイヤモンド誌は かって かなり以前に購入したものだが 記事に惹かれれて購入していた。今読み返してみると 格差時代への傾斜は、派遣村の出現のように一層深刻さを増している事がわかる。
「希望格差社会」とも言うらしい。
だが 富裕層も悩んでいるのが 妙に生々しい。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。