多摩大学、学長 寺島実郎氏の新学期特別講義が全学生を対象に行われた。 数百名の学生に向けて「どうやって生きていくのか?」というテーマであった。
ーどうやって生きようとしているのか?
ー自由に生きるとは 自ら自分の人生を制御するということだ。
ー「自由からの逃走」 能力・気力のない人間にとって「自由」とは困った事になる。 他人から 指図される人生から抜け出し、山や谷を切り開いていくには 相当な覚悟が必要だ。
ー自分とは何者か? そしてどうやって生きてゆくのか?
ー人間は 環境の子だ。
ー来日 米国人77万人、中国人100万人、韓国人311万人、アジア大移動の時代。
ーグレイターチャイナ(大中華圏)というキーワード。
ーユーラシア大陸が君たちの舞台だ。パラダイム転換。
ーどういう志を持って社会に出ていくか。
ー大人になるとは、「稼ぎと努め」を持つということ。稼ぎとは経済的な自立。努めとは社会貢献
ー稼ぎ と 努めが一体なら最高。
ーIT革命のインパクトもあり、派遣・パート・非正規雇用は全労働者の三分の一になってきた。代替え可能な労働が急増中。生活は何とか成り立つが、人格形成、感動などは難しい。
ー余人を持って代えがたい人になれるか? 充実、感謝、感動。
ー200万円以下の年収のものは、2190万人。全労働者の34%。
ーアメリカでは「WーJOB」という考え方がある。NPO/NGOなど公共のための仕事を持つという生き方。 一人・・・・一NPO構想
ー頭を使って人生の設計図を描け。
ー尊敬される「努め」の仕事を構想しなければならない。
ー友達が大事だ。地方からの学生と 海外からの留学生を増やし 刺激を与え高めていく。 努力して信頼関係を作る。すべて努力だ。
ー本学は味わい深い大学。事務局職員も教員も熱心で恵まれている。職員には情熱がある。戸を叩け、視界を広げよ。
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magmag通信 多摩大学 久恒教授 「今日も生涯の一日なり」 09-09-30より
寺島 実郎氏の 言動を注目している。 何より人物に「いやみ」がないと感じた。 いま時、TVに多く露出すると、人間が軽くなる人が多い。 自分の「哲学」を「肥し」にできる人は少ない。 もつと大化してほしい人物だ。 多摩大学も大化する可能性がある。
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