先年 「中国のGDPが ついに日本のそれを抜いた 」との報道があった。
来日している「中国人」からは、喜びの声と共に、自国の人口や面積を考え、一人あたりでは、まだ たいした数値では無い」という真っ当な反応があった事を覚えている。
と同時に、私は それらの経済統計・情報がどれほど「信憑性」のあるものなのか、漠然とした疑問を感じていた。
国全体が 一党独裁政権下にあり、各工場も、地方政権も、中央官僚でさえ、共産党の意向に逆らえない、がんじ絡めの仕組みの中で、どの段階の組織指導者でさえ
「真っ当な数値」を報告する事は出来はしない。
その上 全国すべての様々な組織に配置された、共産党の党員は、自己の身の保全のために、工場幹部、地方組織幹部と共謀して、より良い「実績」を報告するだろう。その数字の積み上げに さらに世界への報告の為に上乗せされたのが、昨年の
経済実績報告になったのだろう。
人民日報「真実語り、実情書く」宣言
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。