皮肉な言葉と思われるだろうが、実際東京湾内の人工島に「原発」を造れば、政府も東京都も東京電力も、全知全能を使って、至極 安全な「発電所」を造るだろう!
そして、絶対安全の技術が評価され、日本は世界一の「原発」輸出国になれる。
これは 日本が戦後経済復興で立ち上がった技術立国事例を そのまま継承し、我が国の発展のためになる事だ。 そして 世界に貢献し、また世界中から尊敬される国に
なれるはずだ。 ロボットで米国の「後塵を拝した」屈辱だけでなく、日本の技術に不信を持たれた各国に、この点で疑念を晴らす技術進歩を実現して戴きたい。
もし それが出来ないのなら、もはや「原発」は、東京近郊にも、地方にも、そして
「過疎地」にも 造ってはならない。
逆に、これまで ぼちぼち進めてきた「省エネ」のやり方ではなく、「紺本的な省エネルギー政策」に舵を切るしかないのではないか?
企業のリストラ策と同じように、使えるエネルギーを計算し、その枠内で産業界・家庭
まで、エネルギーの配給を計画し、予定を超えた所からは、省エネと環境改善の研究の為の税金を徴収する。
好き勝手なエネルギーの浪費は、そろそろこの「地球上」では限界に来ていた。
地球上の「資源」の在庫が論じられ出して、既に久しい。
いずれにせよ、「あらゆる資源が、今後起きる すざましいインフレで、爆発的に高騰
する事が予想される。 これは決して「悪い夢物語」ではない。
資源大国にはなれない、国土小国の日本は、やはり「技術大国」でしか、生き残る道は無い。
だから、東京湾に、例え小規模であっても「原子力発電所」を造る事は、皮肉ではなく
今後の超インフレ経済を生き残る上でも、実は「必須」の、国策なのだ!
売るべき「技術」を創りださねばならない。
そして 輸出はいいが、確実に今後の世界を「放射能」で 汚染させてはならない。
次に、今回の大津波で破壊された、宮城・岩手・他の沿岸地帯には、うっそうたる
「樹海」の森を想定した国家戦略を設定して戴きたいと思っている。
なぜなら、大津波で襲われた「市街」には、今後を考えた場合は 「居住区」は想定
せず、「船着き場」と簡単な「作業場」しか、設置させられない。
居住区と海岸線までは、出来れば幅約1000メートルの「樹木の海」を設置したい。
勿論、都市部も 森に覆われた街にする。
放っておけば、単なる放置された土地を、緑あふれ、小鳥が舞い、多くの植物の宝庫
となる大地に蘇生させたい。
更に 放っておけば、失はれた国土になる、「原発汚染」の土地にも、「樹海の森」を
創出させる 「健康にも」「環境にも」「文化・芸術にも」活用できる、うっそうたる森林を提案したい。
大震災の「復興」が、単なる「元に戻す」という貧弱な発想から離れ、大胆に、未来の
国民を潤す「地域・日本の構想」=ビジョン(理念)を持ったものにすべきだと思う。
企業経営でも、ビジョン(理念)経営は、今時は必須のものになりつつある。
私も、「仙台ルネッサンス」構想を持った方の「コーチ」を引き受ける事になった。
「壮大な構想」と「細やかな配慮」、そして「現実的な行動」が必要とされる、と覚悟している。
事態の深刻さはあるが、今の現実から離れて未来は無いので、この「プロジェクト」にも、
力を入れて行きたい。
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